#しっぽのお人形 明治の抱きは可愛いけど、ちょっと大きすぎて扱いが大変、場所も考えなくちゃだし…。 この子は珍しく小さい抱き人形さんです。 身長 約 36 cm。 市松人形に通じていらっしゃる方ならどなたもご存知の名店、「けうゑや 並河人形店」しかも「爪切」付の名品です。 着物は脱がせたことがない状態で、今回撮影にあたって初めて開きました。 綺麗な色の胴紙がそのまま残っていて、これだけでも一見の価値ありです。 全体に丸みを帯びた赤子のお顔立ちで、口を開いて笑った拍子にできたえくぼも。 耳の作りも手が込んでいて、耳珠と呼ばれる手前の出っぱりまで再現されています。 鼻と口の間の人中も笑みに応じてふっくらふくらんでいます。 写真６でご覧いただけますように、お乳には乳環があります。久重がこのような乳環のある子を作っていたので、もしかしたらと思いますが、人形師さんは謎です お顔(わずかにごふんのあせたところがあります)も身体も手も綺麗ですが、足の胡粉が崩れやすくなっています。既に崩れたところは素人修理しましたが、何かをはかせておいた方がよろしいと思います。 「やや傷や汚れあり」のカテゴリーにしたのは、この足の難の為です。 着物と兵児帯、エプロンはオリジナル、エプロンのみ洗いました。 麦わら帽子は現代もので、こちらは付属しません。こんな風に飾ってあげたら可愛いかと思いまして、ご参考までに。 申し訳ありませんが短期の出品に留めます。 市松人形 日本人形 アンティークドール ビスクドール サクラビスク